また、同じ夢を見ていた
失恋したのかまだ終わっていない恋なのか。
そんな区別もつかないわけは
昨日から相手と音信不通だからである。
そんなことを考えつつ新しく読み始める、
いや、読み漁るための本を探しにふらっと入った本屋で見つけた一冊。
私はこの作者のデビュー作は読んでいない。
なぜならタイトルが読みづらいからであるし
表紙にもれなくついてくる絵と帯のコピーがすきでないからである
直感的にこの本は好きでないと私が言っている
それに、ぬるま湯につかったような恋愛をしている私に感動恋愛小説なんて酷すぎる。
そんなことはさておきこの「また夢」は二時間ほどで読了したけれども最初は意味がわからなかった。
というかこの本はなんとなく恋愛小説ではなさそうであったから手に取っただけで中身はちっとも見なくて購入したから主人公が小学生なんて知らなかった。
つたない言葉におませな言葉。
イライラが最初は募った
そんな私も後半になるにつれてだんだんひもとかれていく内容に主人公が「ハックルベリー・フィンの冒険」の世界にのみこまれたように、物語にズブズブとはまっていったのである
人生ってなに?
幸せって?
ほんとそれ。なんだよ幸せって
会えなくても、連絡がとれなくても
好きだったからこそ、我慢して付き合ってきたのに
俺じゃ幸せにできない?
私の幸せはあなたと同じなの?
と、思わず言いそうになっていた私にピッタリの本だった。
答えはまだ見つからないけど
前に進みたいし自分の信じた道に進みたい。
そう勇気づけてくれる一冊だった。